
里山里海でどのように自然が利用されているのかを学び、今後の可能性について考えることを目的として、実際に各地のフィールドを訪れています。
里山おーぷんらぼ@上賀茂
京都大学フィールド科学教育研究センターの上賀茂試験地にて、月1回行われるイベントです。上賀茂試験地は松の見本林として整備がされましたが、現在では里山として人の手が適度に加わる森づくりも行われており、多様なステークホルダーが関わり合いながら活動しています。
私たちはこの場をお借りして、「竹の炭焼き」を中心に企画・実行しています。今までに2024/07, 2025/03, 2025/07の3回にわたって実施し、直近の会では延べ50人を超える方々とともに取り組むことができました。
さらに、他の方々が企画されたイベントに参加したり、上賀茂試験地内の里山整備活動のお手伝いをしたりしています。気軽に行ける大学の里山として、自然の勉強だけでなく、遊びやリフレッシュとして多くの方が参加されています。
なお、このイベントはフィールド研とイオン環境財団とが実施する「新しい里山・里海共創プロジェクト」の一環で行われています。
里山・里海の 活動紹介 | 新しい里山・里海共創 プロジェクト
かせやまの森
今から20年ほど前、京都府木津川市であるニュータウン開発が中止となりました。そこで私有地として残された森が、現在の「かせやまの森」です。自然共生サイトに認定された豊かな生物多様性を保全するための活動が行われています。
私たちは現地で精力的に活動されている「かせやまの森創造社」の中村伸之様のもとで、里山保全活動を行っています。竹炭をつくったり、クワガタムシの集まる環境を整備したり、多種多様な取組ができるのが魅力です。
ぽれぽれらんど
コロナ禍でも子供たちが自然の中で思いっきり遊べるようにと、元小学校教員の方々が中心となって作り上げられた、京田辺市の里山フィールドです。淡水生態研究所様と協働したアカミミガメのたい肥化実験や、竹チップで甲虫を呼び寄せる実験など、幅広い分野で積極的に取り組まれています。
現在私たちは、やましろ里山の会にも所属されている野村治様と主に竹を使った里山整備活動に取組んでいます。竹を伐ってきて益虫である寄生バチの巣を作ったり、ここで切らせていただいた竹を上賀茂試験地で炭にしたり、会員の興味や希望に応じて活動しています。
また、2025/07, 2025/10には京丹後市の夕日ヶ浦にて、里海について学ぶ機会をいただきました。磯場で水生生物の採集を行い、一緒に参加した子供たちと観察をしたり、海草標本を作ったりしました。
京田辺市ぽれぽれらんどでカメの堆肥化の実践を行いました | 淡⽔⽣態研究所
台湾
そのほかにも!
里山里海のフィールドは、全国あらゆるところにあります。しかしその地形や気候に由来して、自然の利用の仕方や文化、歴史はフィールドごとに千差万別です。それゆえに新しい地域を訪れれば、新しい発見があります。
私たちは近畿一円のフィールドを訪れてきました。上に紹介したフィールド以外にも、滋賀県椋川、兵庫県弓削、和歌山県田辺に訪問させていただきました。それぞれで興味深いお話を聞くことができ、里山里海について理解を深めています。
もちろん、会員が個人的に訪れたフィールドはこれらよりはるかに多いです。別に紹介している交流会(料理会)などの機会に、ほかの会員からその経験談を聞いて新しい魅力を知ることも、この団体の醍醐味だと思います。